新・内海新聞 65号

スーパーマン型とインディージョーンズ型

かつて創業した会社は人材の会社でした。
世の中はバブルのまっただ中。どこに行っても人材不足。
誰でもいいから頭数だけでも集めたいといった時代でした。

そんな中で人材会社を立ち上げました。営業は簡単でした。
どこも求人を出していましたし、うまくいっていませんでした。

そのとき私が考えだした手法はとてもユニークでした。
今勤めている会社は辞めずに、終業時間外に他の会社で働くという仕掛けでした。
社外ブレーン制度と名付けました。
会社の書類やノウハウを持ち出す事はダメですが、それまで培った個人の経験値を応用することは自由という発想のもと、新規事業のアドバイザーサービスを始めたのです。

社外ブレーンとして働きたいという方々を募集し、その方の職務キャリアをまとめたポートフォリオを作成しストックしていきます。
我々は企業に営業に行き、どのような人材が必要かヒアリングします。
依頼企業のプロジェクトに相応しい人材をポートフォリオから数名ピックアップしてチームを作ります。
就業時間外に、社外ブレーンのチームが企業に訪問し、ブレーンストーミングやグループインタビューに参加し、専門家としての経験をアドバイスします。
毎週1回3〜4回を1パッケージとして契約します。

例えば、ある企業が外食産業に進出するとして、そのオペレーションができる人材が社内にいない場合、その経験のある社外ブレーンを数名選別し、チームとして企業の社内会議に参加させます。
ここにかかる我々は費用を請求する事になります。
実は、これは実務能力を測定する面接なのです。
数回分の社外ブレーンとしての給料は支払われます。
その数回のグループインタビューの中で、能力が見極められると、引き続き入社して業務を継続しないかという採用の勧誘が入る仕掛けです。

どうしても退職してから転職活動するにはリスクが大きすぎるし、今の仕事は確保しておきながら、他社の様子を疑似体験してみたいという人材側と、一方採用してみないとその本当の能力が判らないというのはリスクと考え、しばらく採用前に仕事の能力を見極めたいという企業側の本音があります。

この双方のニーズ、シーズを取り入れたサービスでした。
今後は働き方も様々な時代になって行くものと考えられます。
本業だけでは生活できず、もう一つ別の仕事をもつというものです。

ここに二通りの働き方があります。
本業とは別のもう一つの仕事がオープンかクローズかの違いです。
これまでは、会社に内緒で副業する方がほとんどでした。
いわば「スーパーマン型」です。
クラーク・ケントは新聞記者である事は皆知っていますが、彼がスーパーマンであることは内緒です。

一方、本業も副業も公開されている働き方です。「インディージョーンズ型」です。
ジョーンズ博士は大学の考古学者である事も冒険家であることも皆が知っています。
今後は、このインディージョーンズ型労働が増えて行くのかもしれません。

 

陰陽五行説

陰陽五行説によれば2013年の今年はきわめて重要な年になるはず。

陰陽五行説は中国に古くから伝わる算命学、つまり易の一種です。
よく生年月日からその人の一生を占う四柱推命というのがあります。
四柱、つまり生年、生月、生日、生時刻の4つです。
この4つの組み合わせから過去現在未来を推測するものです。
これを国家に当てはめたのが陰陽五行説です。

国家にも誕生日という日があります。
それは、憲法発布の年であるといわれています。
この憲法発布の年は国によってすべて違うので国ごとに時代の流れは変わっていきます。
この憲法発布の年から始まり、10年毎に時代は区切られ5つの期、つまり50年で一周回る構造になっています。
この10年毎に違う時代がやってきます。

日本の現在の憲法発布の年は昭和22年です。
まず、昭和22年〜31年の最初の10年間が「混乱の時代」です。
新しい憲法ができ新しいルールでスタートするので、これまでの経験や常識が使えなくなり、市場が破壊され新しい考え方、新しいルールを提唱した者が台頭してきます。
別名ベンチャーの時代と言います。
ソニーやホンダが台頭しました。

昭和32年〜41年が「教育の時代」です。
混乱と破壊の時代が過ぎ、自己投資に目覚める時期です。
経済も積極投資が行われ明るさが戻ります。
昭和38年の東京オリンピックに向けて建設ラッシュがありました。

昭和42年から51年が「経済台頭の時代」。
高度経済成長する時代です。
当時日本はGDP世界第二位に躍進しましたが、公害で都市は荒れました。
昭和45年の大阪万国博覧会は経済のピークでした。

昭和52年~61年が「大衆の時代」といって国民一人一人が豊かになり、自我に目覚める時期で大衆の自己主張が強くなります。
「一億総中流時代」と言われたのもこの時期です。

そして昭和62年〜71年、昭和71年はないので西暦1996年までが「権力集中の時代」といって官僚中心の時代になります。
この年に不動産税制の法改正からバブルに突入し5年間続きます。
そして1997年から二周目に入ります。

1997年~2006年、再び混乱と破壊の時代に入ります。
この時代はベンチャーの時代。ITバブルが起こりました。
楽天、ソフトバンク等が台頭しました。

そして2007年〜2016年、二回目の教育の時代がやってきています。
この10年間のちょうど真ん中の2012年に鬼門の線が入り、この2012年までは陰の時代と言って世の中が暗く停滞します。
またこの陰の時代はデフレの時代です。
別名「女時(めどき)」といわれ女性が大活躍する時代でもあります。

これが鬼門の2012年を超え、2013年に入ると正反対の陽の時代に突入します。
この陽の時代は20年続きます。インフレの時代です。
2012年と2013年は節分を境に変わりますので、今年は2013年の2月4日からが旧暦の2013年という事になります。
2月4日から世の中が陰から陽に振れ、この先の道が見え始めます。

陰陽五行説によると日本の夜が明けたと言えるかもしれません。
今年から相当な発展が見込まれると予想されています。
これが陰陽五行説です。

ちなみに中華人民共和国は大衆の時代の2年目で、大衆がそれぞれ自己主張を始める時代で、経済的には発展しますが、暴動と分裂の危機がやって来るかもしれません。

アメリカ合衆国は経済台頭期の2年目。
まさにこれから経済発展の時期がやってきます。
陰陽五行説的には財政の崖も関係なく高度成長する事になります。

この先行する中国とアメリカを追いかける日本は、教育の時代の中間点を超えた当たりにいて、一番良いポジションと言えます。
これからの発展が楽しみになる年回りがやってきました。