新・内海新聞 41号

先日、JR大塚前にある「山水園」という焼肉店に行きました。大塚駅は当社が一時期事務所があった場所なので大変なじみ深い土地です。この山水園は地元でも大変人気店でいつも満員です。とても美味しいことでも有名です。私が関西から東京にやってきて不思議に思うことが沢山あります。そして、その不思議が、解決して気付きになると感動です。東京に来て不思議に思うことの一つが飲食店です。

数多くのお店が東京にはひしめき合っていて、毎日しのぎを削っています。もちろん流行っているお店と流行ってないお店もある訳で、流行っているお店に共通点があることが判りました。それは「超大盛り」です。こんな量を誰が食べるんだろうというようなメガ盛りメニューです。東京は人口が多く、ごく一部のメガ盛りファンの学生や大食いの人たちでもその絶対人数は多く、それはそれなりに市場になるんだなということに気付きました。田舎では到底無理だろうと思われることでも、東京ほどの大人口があれば成り立っていくということなのかも知れません。この山水園も大盛りです。

小田原の回転寿司「Z」と丸の内のお好み焼き「K」

小田原に、大変ユニークな回転寿司屋さんの「Z」というお店があります。このお店は、もう10年以上通っているお気に入りのお店です。アメリカのサンフランシスコやニューヨークにあるアメリカ人向けのお寿司屋さんのイメージに近いかも知れません。私は、このお店に行くとほとんど寿司は食べません。ベルギービールを飲んで、世界のチーズの盛り合わせ、イベリコ豚の生ハム、マグロのテールステーキ、赤座海老とと野菜のブレゼ、ベトナムサイゴン式揚げ春巻きなどなど。一向に寿司は登場しませんが、最後に2カン位金目鯛のにぎりを食べます。

ビールのあとは、ブルゴーニュのワインです。デザートはブラマンジェのフランス岩塩添えあたりです。お店に入ると、確かに寿司はローラーで回転しています。店長は自己紹介で「当店は寿司ビストロです。」と胸を張る。どのメニューも良くできていてとても美味しい。予約不可なので数十分は並ぶことを覚悟で行かなければなりません。いつも大入り満員です。

このお店が大人気なのは、このメニューのユニークさだけではありません。むしろ一番のお奨めメニューは店長かも知れません。兎に角、料理や素材の知識が豊富で、大きな声で客席で説明して回っている。その声の大きさは、どこに店長がいるかすぐに確認できるくらいです。そのユーモアたっぷりな語り口調はいつも爆笑です。まるでそこはショーパブの様です。お料理を楽しみに来られる方も多いでしょうが、きっとこの店長目的で来店されるの方がほとんどではないでしょうか?日本人よりもむしろアメリカ人の方がこの手法は人気になるかも知れません。やがて、ニューヨークのダウンタウンにこのお店のNY店がオープンすることになるのでしょう。

さて、一方東京の丸の内に「K」というお好み焼きのお店があります。このお店は大阪が本店で、20年以上前から大阪本店には通っていたので、よく知っているお店です。数年前に東京にのれん分けの形で進出してきました。出されているメニューは大阪とほとんど同じです。私は東京に来て、本当に関西のお好み焼きを出してくれるお店に出会ったことがなく残念に思っていたのですが、この「K」ができてから、このお店以外は行きません。

毎日大勢のお客様が詰めかけ、1時間2時間待つのはあたり前という繁盛ぶりです。店内は「まいどおおきに~!」の連呼で、そこはもう大阪そのものです。このお店の店長とも仲が良くいろいろなことをお話しします。この店長と先程の回転寿司の店長は飲食の世界に入るきっかけも似ていて面白いです。二人とも若いときに海外を放浪し、アメリカやカナダに渡り、海外から日本や飲食の世界を見ていることです。年齢も同じくらいです。このお好み焼き店は先日、品川にも東京二号店をオープンさせました。このお店に来店するお客様は、この店長に会いに来る人はほとんどいません。純粋に美味しいお好み焼きを食べに来ています。また店長も決して表に出ようとはせず控えめです。かれはせっせと人材教育や店舗運営のシステム化を考え続けています。

しかし、お好み焼きを焼くところの手は一切抜きません。先程の「Z」の店長と「K」の店長が対照的で非常に興味深くじっくり観察させていただいています。おそらく二人とも大成功することは間違いないと思うのですが思考が違います。こんなたとえ話があります。

今、もしも目の前にタクシーが一台捨ててあったとします。AさんとBさんという二人がこのタクシーを見つけたと仮定してください。まず、Aさんはこのタクシーに自ら乗って都内を走りお客様を運びました。Aさんは個人タクシーを始めたのです。一方、Bさんは、拾ったタクシーを運転してくれる運転手を探しました。そしてBさんは、もう一台タクシーを捜しに行きました。つまりBさんはタクシー会社を始めたのです。個人タクシーという個人のキャラクターで「商売」を始めるのか、タクシー会社という「事業」を始めるのかという分かれ道です。いづれも立派なお仕事で、それぞれの生き方の違いに由来します。この二つの生き方の違いを、この二人の店長の中に見たような気がします。

個人タクシーとタクシー会社

先程の個人タクシーとタクシー会社の違いですが、よくたとえ話で使います。どちらが良いのかというのは判りません。個人タクシーの方が収入も休みも多いかもしれません。個人タクシーは「商売」でタクシー会社は「事業」といいましたが、この違いはそのシステムの違いにあります。

個人タクシーの方は、個人事業主なので何の縛りもありません。自分で働く日も休む日も決め自分のスケジュールで活動ができます。また、自分のキャラクターを活かしたアイデアで営業ができます。

一方、タクシー会社の方は、勝手に会社を休んだり自分勝手にはできません。会社の中にシステムをつくり、誰でも仕事ができるような仕掛けを作り、運転手を募集し、そして教育し、給料を払い、生活を保障しなければなりません。どちらが良いのかというのは、それを実行する人のタイプによります。ある人は、タクシー会社に雇われて、サラリーマン運転手が良いという人もいるかも知れません。さきほどの、二つのお店のたとえに果たしてふさわしいかどうかは判りませんが、前者のお寿司屋さんは、名物店長のキャラクターは最強であり、彼自身が最強のメニューだとすると、2店舗目3店舗目と出店していくと、一人で何箇所も出没することは不可能で、多店舗化するごとに、普通のお店になっていってしまうかもしれません。あるいは強烈な店長候補を次々と育てていく方法もあるかも知れません。

ここで一つの方法があるとすると、一店舗巨大なお店を作り、各フロアーをフロアー店長に任せていき、店長は店全体をみていくという方式です。以前、ニューヨークのチャイナタウンにあるお店の箸袋には一切支店の案内がなく、その一店舗巨大なお店があるだけ。それは、運営システムが唯一でできていて、最高の効率化を目指していると聞いたことがあります。

お好み焼きの「K」というお店は、一店舗に絶えず10名近くの従業員がいて、「少し多いかな。」と思うのですが、店舗展開のための準備を絶えずしているということかもしれません。新店舗というのは、出会い頭のようなもので、突然良い物件の情報が飛び込んできます。その時になってから、人を育てていたのではとうてい間に合わない。そういう意味での研修を続けているともいえます。しかし、多店舗化の問題はメニューやサービスが画一化して、魅力が薄れていくことも考えられます。いずれも、主宰者のタイプによります。

Nikon coolpix s1100pj

以前、映画「踊る大走査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ! 」の中で、最新設備の警察署の中に大勢の警察官が閉じ込められる場面で、退屈しのぎにテレビ放送を警察署の壁にプロジェクターで放映するシーンがありました。そのプロジェクターに私は目を奪われました。よく見るプロジェクターではなく、携帯電話なのです。

携帯電話を台の上に置き、その携帯電話の先端に光源があり、そこからワンセグの画面を写していました。「まさか!?」映画だからそんなことができるんだろうと思っていました。普通、プロジェクターといえば小さくても単行本程度の大きさもあり、そんな小さなものは不可能とおもっていましたが、実は本物でした。

これはDoCoMoの「PRIME series F-04B」という携帯電話で、このプロジェクター付きタイプもあるらしい。異常に欲しくなったのですが、すでに携帯電話は持っているので、あきらめました。しかし、どうも気になる。この超小型のプロジェクターだけを販売していないのかと探したところ、3M製の最新ポケットプロジェクター「MPro120」というのがありました。29800円です。しかし、このプロジェクターを持って歩くのも、荷物が増えて面倒だし、どうしようか悩んでいると、プロジェクター一体型デジカメが出た!という情報が入ってきました。「Nikon coolpixs1100pj」です。これも、全国でも売り切れで入荷待ち。いつ入荷するかも判らず人気商品です。いろいろ周囲の方々にご協力いただいて名古屋方面でやっと確保できました。ご覧の写真右上のようにプロジェクターは、カメラ正面の中央部にあり、映写できるようになっています。2,5メートル手前でしたら約47インチの大きさまで拡大できます。

デジカメで撮った写真や動画はもちろん、パソコンのエクセルやパワーポイントでもUSBコードで繋げば投影可能です。ちょうどデジカメが欲しかったところでしたので、このプロジェクター一体型はありがたいです。カメラの方もNikonなので扱いなれていることもあり、すぐに馴染みました。最近はメモをとるより、このデジカメで写して記録するほうが多いかもしれません。