新・内海新聞 33号

先日、今流行の「具だくさんラー油」を自分で作ってみました。昔から自分の舌だけを信じて、味を再現するのが好きです。今回はラー油です。ラー油は、昔中華料理のお店をしていた頃は、店内で自家製造していたので要領はわかります。味付けと具となる材料に工夫を加えていきました。にんにくとたまねぎは必須です。いろいろやってみて解ったのは、にんにくは生のものを薄くスライスしてフライパンで水分を飛ばしたものを使うのが最適です。乾燥のスライスにんにくは売っていますが、これは食感が悪くお奨めできません。

次にたまねぎですが、こちらは乾燥たまねぎが向いています。半分は生のたまねぎのみじん切り、半分は乾燥たまねぎのみじん切りを混ぜて使うともっとも食感が良くなりました。このたまねぎを炒めます。これがベースで後は豚の挽肉やセロリのみじん切りなどをお好みで炒めて混ぜ、砂糖、塩、出汁で味を調えてラー油で瓶詰めにして完成。「なんや!この美味さは!!」何杯もご飯がすすみます。一瓶あたり30円くらいで作れるのに、スーパーでは300円。高っ!

CSRメール便 TM

会社に必要な資源は、昔から「人」「モノ」「金」といわれ、この順番に必要とも言われてきました。それぞれを一本の足と考えると、会社という建物が3本の足で立っている感じです。そして、そのどれが折れても建物は立っていることができません。この3本の足の一本一本がその会社を象徴しています。

たとえば、「人」でしたら「優秀な社員が沢山いる○○商事」だとか、「モノ」でしたら「とても高性能な自動車を作る□□モーターズ」とか、「金」であれば「資金力の豊かな@@物産」とか、人はそのそれぞれの優秀な部分を見て、会社を評価します。それらは活動で考えると、「人」は、リクルーティング活動。「モノ」ではマーケティング活動。「金」では、IR活動といえます。

しかし、近年「人」の部分ではリストラ。「モノ」では在庫の山。「金」では株価暴落。それぞれの3本の足では、会社を投影することができなくなっています。そこで第四番目の足が登場します。

これが、社会貢献事業(CSR:Corporate Social Responsibility)です。こういう社会活動を実施している**会社という見せ方でユーザーに訴えかけます。同じサービスや同じような商品であれば、社会事業をしている会社のほうを選びたいというユーザーも多いはずです。売上や利益のための営業の一環としての社会活動を考えるのであれば、それはおかしなことになりますが、社会事業をすることで結果的にユーザーの支持を得て売上が伸び企業が成長していくのです。

社会貢献事業(CSR)をビジネス化している企業があります。多くの企業はCSRの重要性を感じていますが、社内にその部署を作ったり、人材を養成したりすることは専門外であるために、多くの負担が強いられます。そこで、CSR事業自体を一括外注したいと考え始めます。商売上手なアメリカ人は、さまざまなCSR事業を開発してラインナップしました。一つ一つがパッケージになっています。CSRを考えている企業は、この中から自社にふさわしいCSR事業を選んで契約します。そうすると、そのCSR開発会社から人材から設備からさまざまな必要なノウハウが用意され、採用企業はその日からCSR事業を実施することができるようになります。CSR代行会社というビジネスモデルです。

体外的に「当社はこの様なCSR事業を通じて社会に貢献しています。」と大々的にPRが可能になる仕掛けです。社会貢献というのは、いままでのような犠牲的精神で、大きな負担で進めていくものから、本業支援につながり、採算の合うものに進化しました。私の友人のMさんは、以前から社会貢献事業をしたくていろいろ試行錯誤をしていました。現在は通信販売会社のコンサルティングを主業務にされています。ある日、千葉にある身体障害者の方々と農業をされているAさんという社会起業家に出会います。Aさんはもともと大手宅配便会社に勤められていたのですが、思うことがあって農業を始めます。身体障害者の方々が一生懸命に働いても月に1万数千円程度の収入にしかならない現状をみて、彼らの雇用創出事業を整備しなければならないと考えたからです。それは農場で彼らと一緒に観葉植物を育て、それを企業にレンタルする事業でした。

Mさんは、その農場を見学に行きその必要性を確信し、Aさんが元は宅配便会社に勤めていたことに注目します。通信販売会社は、大量の郵便物を発送します。そして、その通信販売会社も社会に貢献できるCSR事業を模索していますが、負担のかかることはしたくないのです。であれば、身体障害者の方々が封入封緘の作業を行い、大手運送会社に配送の部分は依頼し、さらに価格も少し安い設定のメール便サービスがあれば、通信販売会社はCSR事業として喜んで採用してもらえるかもしれない。そして「CSRメール便TM」という商品が生まれました。

CSRメール便TMを採用いただけた通信販売会社には、CSRメール便TMのロゴの使用が許され、「当社はCSRメール便TMを通じて、身体障害者の方々の雇用に貢献しております。」と広く告知ができることになります。通信販売会社にとって、本業の流れを変えることなく投資をすることもなく、またコストダウンができ、そしてCSR事業に参加できるという願ってもない企画が出来上がりました。上場企業は、決算時に「CSR報告書」というものを出すところが増え、ますます社会貢献への感心が高まっています。今回の「CSRメール便TM」は、通信販売業界にとっても大きな貢献をする予感がします。すでにプレ営業で、一部の送付物からでもスタートさせたいという大手通信販売会社が現れるなど、嬉しい報告も寄せられました。

ミレナーズブティック・ジャパン

青山外苑前に「ミレナーズブティック・ジャパン」というお店があります。アロマキャンドルの専門店です。社長は、土橋博美さんという方。ある方の紹介で知り合ったのですが、非常に興味深い。なにか将来すごいことになりそうな予感なのでご紹介します。もともと工学部で理系の方ですが、卒業後オーストラリアで日本語教師となり、帰国後はANAの国際線のキャビンアテンダントになります。世界中を飛び回っている中で、もしも日本にあれば、人気が出るだろうなぁ・・という様な商品が世界にいっぱいあることに気づきます。そんな中で見つけたのが、ご紹介するアロマキャンドル。

100%大豆油で作った蝋とコットンの芯のオーガニック。キャンドルの炎に白い紙をかざしても、黒いすすは付きません。また、この溶けた蝋自体100%の大豆なので、体に塗りつければ保湿剤になってすべすべ。その材質もハーブやお花、フルーツなどなど200種類以上あって、そのほのかなさわやかな香りは、皮膚に付けるとフレグランス効果があります。モデルの平子理沙さんの目にとまり、モデル業界に浸透していきます。松下奈緒さん、ほしのあきさん、相沢沙世さん梨花さん、高橋ミカさん、加藤ミリヤさん、藤原紀香さん、上原さくらさんなど、数多くの方々の支持を得るまでになりました。自分自身で使う方が多いのですが、優れた品質のために贈答用としても利用され、アメリカカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツネッガー知事や、フランスのシラク元首相も、ミレナーズの愛用者です。この成功の原因をいろいろ伺うと大変興味深いです。

まず、アロマ関係の商品は多いのですが、アロマキャンドルという狭い領域に特化したこと。また、オーガニックという、今話題の商品であること。販売当初から、徹底的にメディア戦略を打って出たこと・・・などが上げられます。そして、何をおいても社長の土橋博美さんの人柄や、きめの細かい気配りが一番人をひきつけるものがあります。お店の入り口のところに、クマのぬいぐるみが置いてあります。しっかりミレナーズのコーポレートデザインのリボンを付けています。マスコット人形かとおもいきや、これもこのお店の売れ筋商品です。実は「クマの湯たんぽ」なのです。CAのとき飛行機の中が寒いので、この湯たんぽを愛用されていたそうです。機能もドイツ製で保温効果も抜群とのこと。いづれにしても、ここにある商品すべてが、社長の土橋さんご自身が、自分の目で見てご自身が欲しい!と思ったものしか扱いません。女性目線の等身大というのは大切です。

プサコキッチン

もう一店、同じ外苑前で面白いお店を発見。プサコキッチンという素敵なオーガニックフードの店。しかし、このお店が変わっているのは、手作りペットフード専門店ということです。外からみると、もうまるでデリカテッセン。宇和島産のアジや熊本県産の馬肉など人間が食べても安全なもので作られています。実際に店内で調理しているところが見られて、パッケージや商品を見ても人間のための食材にしか見えません。
ペットも家族の一員と、健康に気にかける飼い主様御用達のお店です。

いつかこういうお店が出てくるのではと思っていたらやはり!以前、私の英会話の先生のアンジェラさんの愛犬、ミニチュアダックスフンドの毛並みが非常に良いのでいろいろ聞いてみると、餌が違うということでした。毎週一週間分の餌を作って一回分づつ袋に小分けして冷凍されます。その材料は、おからを中心に野菜、卵の殻、フルーツと栄養のバランスを考えて、またカロリーを摂り過ぎないように工夫されているのもでした。それが評判になり、近所の愛犬用にも作り始めたのですが、その時に話していたのが、

「ペットフードって、乾燥ものか、缶詰がほとんどで、オーガニックのチルド製品ってないよね!チルドとか、冷凍にして毎週宅配したら流行るよね!」

なんて話していたことを思い出しました。このお店はそんなユーザーのニーズを先取りしたものかも知れません。「ペット用デリカテッセン」です。私の実家は犬猫病院でしたので、ペット関連ビジネスには極めて興味があります。高齢化し、子供が独立した後の寂しさを紛らわすためにペットを飼い始めるお家が増えています。その結果、シニアの趣味は旅行が多いので、ペット同伴OKの旅館の情報が必要でしょうし、住宅もペット同居OKのマンション情報が必要です。ペットの飼い主たちの交流も増えますし、ペットのための結婚相談や、健康診断。またペット用の服やさまざまな生活用品の販売のニーズも高まります。平塚には、ペット同伴用のフレンチレストランがあり、大変流行っています。ペットの飼い主同士の交流のための、「犬種ミーティング」を毎月開催して、同じ犬種の飼い主が集まって食事をして、情報交換をされたりしています。ペット産業もなかなか活性化しています。