新・内海新聞 4号

あっという間にもう2月です。時間が経つのは早いものです。先日、静岡の知人に沼津漁港にあるお寿司屋さんに連れて行ってもらいました。漁港のなかにある一軒家です。一見普通のお家ですが1階がお寿司屋さんになっていて、2階3階が住居です。もともと有名な寿司文というお店で修行されて独立されたそうです。ほとんど宣伝していないので、なかなかわからないと思います。金目鯛のあぶりやカワハギなど地魚がとってもおいしくいただけます。
「さいとう」というお店です。
お近くに行かれた際には是非お立ち寄り下さい。寿司文さんの一本裏通りにあります。

こんな通信販売があるんだ・・・・

ある日突然私宛に手紙が届きました。
「全国報道協会」
何かの取材の依頼かな?と思いながら封を開けました。その中には、かつて私が取材された見覚えのある新聞記事のコピーが一枚はいっていました。

「拝啓 時下益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。弊会は、全国の新聞雑誌その他出版社が掲載した個人・会社・団体から諸官庁・学校関係に至る記事の中から末永く保存するに値するものを私共選考スタッフが選ばせていただき、その方々へのみ特別にご案内申し上げているものです。同封の写真のような、重厚で優美な光を放つ銅板に刻み込み美しい額に収めてお届けいたします。この記念額が今日の感動や思い出がいつまでも鮮やかに生き続けます。」と書いてありました。

その記事は、数ヶ月前に私があるセミナーで講演したときの新聞記事で顔写真入りのものでした。価格は消費税込みで18900円です。

一番下の但し書きのところに、
「弊会は日本新聞協会及び各新聞社との業務提携・資本参加等の関連はございません。又、政治、宗教など特定団体との関係は一切ありません。」とあります。
なかなか人間の心理をくすぐるマーケティングだと思いました。たぶん全国の新聞を購入し、毎日めぼしい記事を探しているのだと思います。

私は、一体どんなものか勇気を出して注文してみることにしました。私は、会社の創業当時に依頼を受けたある一つの仕事を思い出しました。それは三重県にある看板会社からの仕事でした。その看板会社は少々変わっていました。扱う看板が限定されていて一点集中方式だったのです。その看板とは、建設会社や工事現場に掲げてある「建設業許可証」の看板です。建設業の許可内容によっては何枚も必要です。ステンレス製の看板です。これを通信販売で販売していました。

県庁には建築業許可を申請している工務店の情報を閲覧することができます。最近建設業許可の申請をした会社を閲覧し、その会社名・住所・電話番号や申請項目、代表者名などを転記します。私の仕事は、県庁に行って閲覧転記し、それを三重県にある看板会社にFAXで送り返す仕事です。三重の看板会社はすぐさま、建設業許可証の看板製作案内のパンフレットをダイレクトメールで郵送するのです。

アルバイトを雇って、都庁や大宮、千葉、横浜、前橋、甲府などの県庁に何度も派遣したものです。建設業の許可申請すれば、その許可番号が交付されます。その番号を記載した看板を作って掲示する必要がありますが、工務店は忙しくて、手が回らない時にこのDMが届きます。『建設業許可証の看板を迅速に安くお作りします。』などというダイレクトメールが届いたとしたら注文してしまうかも知れません。これは「必要なときに必要ものを必要なだけ」というマーケティングの論理を忠実に行っている方法だと感心しました。マグロを捕獲する漁業の方法で「はえなわ漁」というのがあります。

目指すマグロのいそうな海底に何10キロも縄に付けた無数の釣り針を流し、漁船で引っ張りながら漁をする方法です。私は、これにちなんで「はえなわ漁マーケティング」と名づけました。全国報道協会も建設業許可証看板会社も、まさしく「はえなわ漁マーケティング」です。

気が付かないセルフサービス

小田原に万葉の湯というスーパー銭湯があります。小田原に行ったとき、あまりの寒さに温まろうと飛び込みました。初めて行きました。そこのトイレに入った時に感心したことがあります。

それはトイレのスリッパの置き場所です。スリッパの形のシールがちゃんとそろえて貼ってあるのです。利用者はトイレから出るとき、その上に揃えて脱いであがります。無意識のうちにマナーを守らせるシステム。

アメリカにスチューレオナードというスーパーマーケットがあります。スチューレオナード(StewLeonard)は、1969年に1号店(本店)をオープン、そして1991 年に2号店をオープンした生鮮食品中心のスーパーです。スチューレオナードは、徹底したユニークな顧客サービスを行っていることで評判な店で、国内外の視察団がひっきりなしに訪れるところです。ここのトウモロコシ売り場には前に大きなゴミ箱が置いてあります。

張り紙には「中身を確認してお好きななものを選んで下さい。」とあります。
客は勝手にトウモロコシの皮を剥いていいのを取り、皮と悪い身はゴミ箱に捨てていく。そしてビニール袋に一杯詰め込んで、一袋いくら・・・で売られている。通常は店側がしなければいけないことを、お客様にやらせいている。しかも、お客様はいいサービスだ、いいサービスだと喜んでいる。コストの転嫁のシステムです。

これを「気がつかないセルフサービス」といいます。スチューレオナードの企業ポリシーが店の前にある大きな石に彫ってあります。

Rule 1.
The customer isever right!
Rule 2.
If the customer isever wrong rereadRule1

日本語に訳すと
「ルール1. お客様は常に正しい」
「ルール2. お客様がもし間違っていたらルール1.を読み直しなさい」

経営者の姿勢というか思い入れが感じられます。このポリシーを同じように彫った石のミニチュアが、ちゃっかり店内でも販売されている。

海軍のおやじギャグ

お世話になってる大手総合商社総務部長だったFさんに年初のご挨拶に行ってきました。そうしたらこんな質問をされました。

かつての帝国海軍のとんちらしい。時事放談で中曽根元首相が話されていたそうです。

「ここに5匹の猿がいる。けんかしないように平等に6つの菓子を配るにはどうしたらよいか答えよ…」
と、いう問題。いかがでしょうか?
答えは…
「むつかしござる」

6つ菓子、5猿
「・・・・」
こういうユーモアの感覚が大切という話でした。