元気の素 第44号

いよいよ2004年も押し迫ってきましたが、気候はまるで春のよう。この新聞が届く頃には師走らしくなっているでしょうか?
今年は例年に無く暑い夏でしたので、美味しいボジョレーヌーボーに期待していたのですが、フランスは日本ほど暑くは無かったようです。

昨年が美味しすぎたのか少しがっかり・・・。でも薫りは良かったです。一方、日本のヌーボーは完熟しすぎて甘すぎるという声も聞きますが、私はまだ飲んでいません。でも、フランスではそれほど騒がれないヌーボーがなぜ日本だけフィーバーするのでしょうか?地理的な要因から世界で一番最初に飲める事情や、日本人の遺伝子が存在する日本酒の新酒好きが、ワインにも行動させるのかも知れません。あくまで私見。

ソーシャルネットワークBarはじめました

12月なのに春のような日が続くと、いろいろな奇行がでます。私もそれが原因かも知れませんが、かねてよりソーシャルネットワーク(SN)のリアル版が欲しかったのですが、各方面の方々のご協力により遂に誕生させることができました。ソーシャルネットワークとは、最近よく使われるようになりましたが、まじめに人の出会いを創ってゆくネットワークとでも言うのでしょうか?

インターネットの世界ではGree(グリー)とかM i x i(ミクシー)などが有名です。ここは閉域で、既に会員になっている人の招待がないと入れません。俗に言う出会い系サイトではありませんが、様々なネットワークが構築できるものとして注目されています。しかし、パソコンだけでしっかりコミュニケーションするには限界があります。

昔はパソコン通信の世界ではOFF会といっていましたが、現在はリアルといって実際に参加者が集まって話しあうところは現在でも同じです。人と人が実際に出会って話し合うことはとっても大切なことだと思っています。ということで、実際に様々な方々が出会えていろいろなアイデアの核融合ができる場所を探していました。

今回、あるご縁で恵比寿西口にオープンすることになったのが「手羽福バーManpachi」というお店です。「焼酎バー万八」という屋号で頑張られているお店です。オーナーは松井秀行さんです。今回は私が手羽福というメニューのプロデュースをさせていただき、屋号も変更してしまうという熱の入れようです。ところで「手羽福」って何?と思われていると思います。これは特製タレに浸した手羽先の唐揚げの名称です。名古屋の手羽先専門店「世界の山ちゃん」より絶対美味であると自負しています。

この手羽福は、ビールの美味しさを3 倍にする!・・・との噂。手羽先よりも、ここで様々な出会いや今までにないアイデアが生まれることのほうが楽しいです。かつで、同様に「Bar西山」というお店がありました。夜な夜なアグレッシブな方々が集まり、喧々諤々日本の未来や事業計画を話し合っていたお店です。そこから数多くのベンチャーリストが誕生しました。その、オーナーは現まぐクリックの西山浩之社長なのです。そんな夢と志しのあふれるSNバーを目指したいと思います。
〔月~木、土〕17:00~23:00〔金〕17:00~27:00

経験値の伝達は、その距離に反比例する

最近さまざまな方々と話している中で、いろいろ腑に落ちることがいくつも見つかりました。私の尊敬する友人に電通の中宅間慎一郎さんがいます。彼は2 0 年近くも大学生のための就職道場「RANZAN」をボランティアで開催し続けています。新宿歌舞伎町にある「嵐山(らんざん)」という喫茶店ではじめたのが名前の由来です。毎回、数十名の大学3年生が月曜日の夜7時頃に会議室にあつまり、夜中の11時12時まで特訓を行います。

「一体自分とは誰なのか?」ということをしっかり相手に理解させる徹底した自己紹介の技術を教える道場です。授業は大変厳しく泣き出す学生も少なくありません。私はRANZANの特別講師であり、OBたちの世話役を担当しています。RANZANでは、毎回毎回、人の発表を聞きながら自分のレベルアップを図ってゆきます。

私は私で地方の方々に起業塾を開催し、新しいものにチャレンジするための経験や発想を教えています。これら、人の啓蒙で最も大切なものは「気力の補填」であると考えています。

それは、「人は必ず壁にぶつかる」という事実があるからです。必ずぶつかるのであればそれは早いほうが良いですし、それを突破する方法を知っておいたほうが良いということになります。その突破するときに必要なものの一つが「気力の補填」と思っています。同じ志しをもった人々の中には自分が今困っていることであっても、既に償却済みの方々も多くいます。そういう人のつながりが自分を奮い立たせ、ちょっとした視点の変更で一気に困難が乗り越えられたりするものです。人との接点の大切さを大いに学びました。数年前、アメリカにある世界一の情報処理会社のフェアアイザック社のセミナーに参加したときの事、最終日に顧問であるノーベル経済学者の講演がありました。その内容は大変興味あるものでした。

このフェアアイザック社の商品は非常に高額ですが世界的にも非常に優秀です。これをある企業が導入しました。ところが社員は慣れない製品なので誰も手を出さず、一向に浸透しません。そこで経営陣は社内キャンペーンを企画しました。「一年後、この製品を利用して成績優秀な者に報奨金を出す。」・・・と。そして1年後、最優秀に選ばれたのは「カウボーイ」とニックネームのある問題児でした。上司の言うことを聞かないわがままな社員でした。彼は、この新システムを一切使わずに最優秀の成績を収めたのです。第二位、第三位は女性でした。

しかし、この2人も新システムを使わずに優秀な成績を収めたのです。ただこの2名には共通点がありました。彼女達は第一位になったカウボーイの隣に座席があったのです。この2人は毎日カウボーイと話をし、彼を観察し、彼を真似てそのノウハウを吸収していったのだと思います。製品発表の基調講演でこのような例を持ち出すところが凄いと思いますが、この学者は「経験のシステム化などできないのだ。経験を伝えるのは人と人の接点強化が最適である。」と講演しました。人が育つ環境とは、人と人がぶつかりあえる血の通った環境なのかもしれません。

まさに気力の補填が実現する環境ともいえます。優秀な人間の近くにいればいるほど、その経験を学ぶ機会が増大してゆくのかもしれません。「経験値の伝達は、その距離に反比例する」

黄金律:決断の法則

人生の中で、どうしても決断しなければならないときがあります。決断すべきか、あるいはとどまるべきか・・・・。

昔、私はある方に、この決断の法則といわれる黄金律を学びました。「内海さん。決断は大変孤独で苦しいですよね。でもどんなものでも絶対に正しいということはない。どちらを選んでも成功もあれば失敗もある。大切なのは、その決断に納得し迷いが無いこと。迷いが無ければまた前に進めます。そしてその黄金律とは・・・

■それが前から自分がしたかったことなのか?
■その人が信用できるか?

この2つが○ならば迷わずにGO。もしもどちらかでも△でえあればSTOP。・・・ということです。迷いをもって前に進めた場合、必ず後ろ向きな考えが増幅し決断したこと自体に疑問を持ち始め判断を誤ることになりかねません。大切なことは自分自身が納得できるようにすること。このシンプルさが前向きな発想を生んでゆくのかも知れません。