元気の素 第44号

いよいよ2004年も押し迫ってきましたが、気候はまるで春のよう。この新聞が届く頃には師走らしくなっているでしょうか?
今年は例年に無く暑い夏でしたので、美味しいボジョレーヌーボーに期待していたのですが、フランスは日本ほど暑くは無かったようです。

昨年が美味しすぎたのか少しがっかり・・・。でも薫りは良かったです。一方、日本のヌーボーは完熟しすぎて甘すぎるという声も聞きますが、私はまだ飲んでいません。でも、フランスではそれほど騒がれないヌーボーがなぜ日本だけフィーバーするのでしょうか?地理的な要因から世界で一番最初に飲める事情や、日本人の遺伝子が存在する日本酒の新酒好きが、ワインにも行動させるのかも知れません。あくまで私見。

ソーシャルネットワークBarはじめました

12月なのに春のような日が続くと、いろいろな奇行がでます。私もそれが原因かも知れませんが、かねてよりソーシャルネットワーク(SN)のリアル版が欲しかったのですが、各方面の方々のご協力により遂に誕生させることができました。ソーシャルネットワークとは、最近よく使われるようになりましたが、まじめに人の出会いを創ってゆくネットワークとでも言うのでしょうか?

インターネットの世界ではGree(グリー)とかM i x i(ミクシー)などが有名です。ここは閉域で、既に会員になっている人の招待がないと入れません。俗に言う出会い系サイトではありませんが、様々なネットワークが構築できるものとして注目されています。しかし、パソコンだけでしっかりコミュニケーションするには限界があります。

昔はパソコン通信の世界ではOFF会といっていましたが、現在はリアルといって実際に参加者が集まって話しあうところは現在でも同じです。人と人が実際に出会って話し合うことはとっても大切なことだと思っています。ということで、実際に様々な方々が出会えていろいろなアイデアの核融合ができる場所を探していました。

今回、あるご縁で恵比寿西口にオープンすることになったのが「手羽福バーManpachi」というお店です。「焼酎バー万八」という屋号で頑張られているお店です。オーナーは松井秀行さんです。今回は私が手羽福というメニューのプロデュースをさせていただき、屋号も変更してしまうという熱の入れようです。ところで「手羽福」って何?と思われていると思います。これは特製タレに浸した手羽先の唐揚げの名称です。名古屋の手羽先専門店「世界の山ちゃん」より絶対美味であると自負しています。

この手羽福は、ビールの美味しさを3 倍にする!・・・との噂。手羽先よりも、ここで様々な出会いや今までにないアイデアが生まれることのほうが楽しいです。かつで、同様に「Bar西山」というお店がありました。夜な夜なアグレッシブな方々が集まり、喧々諤々日本の未来や事業計画を話し合っていたお店です。そこから数多くのベンチャーリストが誕生しました。その、オーナーは現まぐクリックの西山浩之社長なのです。そんな夢と志しのあふれるSNバーを目指したいと思います。
〔月~木、土〕17:00~23:00〔金〕17:00~27:00

経験値の伝達は、その距離に反比例する

最近さまざまな方々と話している中で、いろいろ腑に落ちることがいくつも見つかりました。私の尊敬する友人に電通の中宅間慎一郎さんがいます。彼は2 0 年近くも大学生のための就職道場「RANZAN」をボランティアで開催し続けています。新宿歌舞伎町にある「嵐山(らんざん)」という喫茶店ではじめたのが名前の由来です。毎回、数十名の大学3年生が月曜日の夜7時頃に会議室にあつまり、夜中の11時12時まで特訓を行います。

「一体自分とは誰なのか?」ということをしっかり相手に理解させる徹底した自己紹介の技術を教える道場です。授業は大変厳しく泣き出す学生も少なくありません。私はRANZANの特別講師であり、OBたちの世話役を担当しています。RANZANでは、毎回毎回、人の発表を聞きながら自分のレベルアップを図ってゆきます。

私は私で地方の方々に起業塾を開催し、新しいものにチャレンジするための経験や発想を教えています。これら、人の啓蒙で最も大切なものは「気力の補填」であると考えています。

それは、「人は必ず壁にぶつかる」という事実があるからです。必ずぶつかるのであればそれは早いほうが良いですし、それを突破する方法を知っておいたほうが良いということになります。その突破するときに必要なものの一つが「気力の補填」と思っています。同じ志しをもった人々の中には自分が今困っていることであっても、既に償却済みの方々も多くいます。そういう人のつながりが自分を奮い立たせ、ちょっとした視点の変更で一気に困難が乗り越えられたりするものです。人との接点の大切さを大いに学びました。数年前、アメリカにある世界一の情報処理会社のフェアアイザック社のセミナーに参加したときの事、最終日に顧問であるノーベル経済学者の講演がありました。その内容は大変興味あるものでした。

このフェアアイザック社の商品は非常に高額ですが世界的にも非常に優秀です。これをある企業が導入しました。ところが社員は慣れない製品なので誰も手を出さず、一向に浸透しません。そこで経営陣は社内キャンペーンを企画しました。「一年後、この製品を利用して成績優秀な者に報奨金を出す。」・・・と。そして1年後、最優秀に選ばれたのは「カウボーイ」とニックネームのある問題児でした。上司の言うことを聞かないわがままな社員でした。彼は、この新システムを一切使わずに最優秀の成績を収めたのです。第二位、第三位は女性でした。

しかし、この2人も新システムを使わずに優秀な成績を収めたのです。ただこの2名には共通点がありました。彼女達は第一位になったカウボーイの隣に座席があったのです。この2人は毎日カウボーイと話をし、彼を観察し、彼を真似てそのノウハウを吸収していったのだと思います。製品発表の基調講演でこのような例を持ち出すところが凄いと思いますが、この学者は「経験のシステム化などできないのだ。経験を伝えるのは人と人の接点強化が最適である。」と講演しました。人が育つ環境とは、人と人がぶつかりあえる血の通った環境なのかもしれません。

まさに気力の補填が実現する環境ともいえます。優秀な人間の近くにいればいるほど、その経験を学ぶ機会が増大してゆくのかもしれません。「経験値の伝達は、その距離に反比例する」

黄金律:決断の法則

人生の中で、どうしても決断しなければならないときがあります。決断すべきか、あるいはとどまるべきか・・・・。

昔、私はある方に、この決断の法則といわれる黄金律を学びました。「内海さん。決断は大変孤独で苦しいですよね。でもどんなものでも絶対に正しいということはない。どちらを選んでも成功もあれば失敗もある。大切なのは、その決断に納得し迷いが無いこと。迷いが無ければまた前に進めます。そしてその黄金律とは・・・

■それが前から自分がしたかったことなのか?
■その人が信用できるか?

この2つが○ならば迷わずにGO。もしもどちらかでも△でえあればSTOP。・・・ということです。迷いをもって前に進めた場合、必ず後ろ向きな考えが増幅し決断したこと自体に疑問を持ち始め判断を誤ることになりかねません。大切なことは自分自身が納得できるようにすること。このシンプルさが前向きな発想を生んでゆくのかも知れません。

元気の素 第43号

 

10月2日~3日と山形県かみのやま温泉にある「タケダワイナリー」さんの収穫祭に参加してきました。
あいにくの雨で、東京は暖かかったのですが、山形は息が白くなるほど寒く、油断して薄着で行った私は風邪をひきそうでした。私が飲むワインはいつもフランス産かアメリカ産ですが、日本のワインがこんなに美味しかったとは思いませんでした。飲まず嫌い・・・だったのかな?。このタケダワイナリーのワインが上質なのかも知れません。シャルドネが1000円ちょっとの価格なのですが、はっきり言って値打ちがあります。

試飲会があり、ソムリエの渋谷康弘さんや東京愛宕のチーズ専門店「フェルミエ」の本間社長などなど豪華ゲスト。雨の中、豚の丸焼きや大きな樽開けイベントなど、十分に楽しめました。シャトー・タケダというワインは最高に美味しかったです。カベルネソービニオンが60%、メルローが40%の配分で、重厚な味は癖になりそうです。毎日飲むにはちょっとお高いですが・・その中でも一番興味をもったのが「プチプチワイン」真っ白な発泡性のジュースのように甘いワインですが、ここでしか飲めません。なにか発酵途中のものらしく、日々変化してゆくそうです。この甘さと美味しさに、私はゾッコンです。また飲みに行きたいと思います。

金子哲雄さんのぶっ飛びマーケティング

前述の金子哲雄さんは、私にとって大切な友人です。
彼が話し始めると「立て板に水」。しかも、その内容の凄さに私はいつも「口があんぐりっ」です。記憶をたどって彼の活動をご紹介いたしましょう。金子さんは慶応大学を卒業後、ある石油会社に就職します。大阪に配属となり、その仕事は給油所のお世話です。給油所ががんばってガソリンを売ってくれるように、様々な企画やお世話をするお仕事です。新人の彼は、自分にしかできない方法はないかといつも考えていました。

ある時、石油販売店が販促のための折り込み広告をすることになりました。彼は、やるのだったら絶対に捨てられない折り込み広告を作ろうと知恵を絞りました。そしてできたのが、折り込み広告の下の部分にそのエリアで実施される県警のスピード違反取締りのスケジュールを印刷することでした。これは、都度事前に警察が発表しますが、意外と皆知りません。この企画は大成功。ほとんどのお家が壁にこの折り込み広告を貼ってくれたのです。広告効果は抜群です。彼はお金を使わず、最大の効果を挙げるマーケティングが得意です。その後、石油販売店の店主に受験を控えた子ども達が多いことに目をつけ家庭教師を始めます。非常に教え方が上手だったので、口コミでひろがり数多くの店主の子どもの家庭教師を依頼され、本業より忙しくなります。

その後、彼は異動になりガソリンスタンドに併設するコンビニエンスストアの企画に携わります。このことが、彼が流通業の世界に興味を持つきっかけとなります。金子さんは、会社を退職し独立する決心をします。しかし、独立してもなかなか仕事がありません。そんな時、大阪のガソリンスタンドの店主たちから、子ども達の家庭教師をもう一度頼むと呼び戻され、再び家庭教師で生活することになるのですが、結構これが儲かったそうです。そしていよいよ、流通ジャーナリスト、金子哲雄誕生となります。東京に戻った金子さんが営業の企画をいろいろ考えていたときに私は出会っています。

そして、前述の「午後6時以降のお金は無駄な金理論」に出会うのです。深夜にも大きなマーケットがある事に気づいた金子さんは、渋谷のドンキホーテに立ち、どのような客が出入りするのか独自に調査を始めたのです。それは時間ごとに客層がガラッと変わり、OLやサラリーマン、そして出勤前のホステスと同伴のお客、キャバクラ嬢にホスト、タクシー運転手と、そこには独自の客層が存在していたのです。確かに、ドンキホーテの安田社長は「愛人と行けるお店作り」と言われていますし、都会の縁日です。キャバクラ嬢を尾行し家までいって、なぜドンキホーテで買い物するのかを細かくヒアリングしたりしています。お金持ちの彼女たちなのに百貨店や専門店に行かないのか?その理由をどうしても聞きたかったのです。どうも彼女達にとって百貨店は敷居が高かったようです。価格の問題ではありません。彼女達はお金は沢山持っているのです。そして、たどり着いたその理由とは・・・「方言で堂々と買い物が
できること!」でした。ドンキホーテの勝利です。

金子流地政学

金子さんのオフィスは東京駅丸の内側の外資系ビル9階です。
一流ビルです。このようなノウハウを売る商売はオフィスの場所が重要であると一流のオフィスを選びました。でも、高額な家賃を支払う余裕がありません。この外資系ビルの9階は、レンタルオフィスになっています。昔流の言い方をすると貸し机です。しかし、立派なオフィスでバイリンガルの長身美人秘書が付いています。

一階の入り口では、空港を思わせる厳重な持ち物チェックが行われます。金子さんはこのオフィスの一角を借りることにしました。金子さんの違うところはココからです。なんとか毎月支払う家賃をただにする方法はないものか?彼は考えました。この丸の内というエリアは別名が三菱村といわれるくらい、三菱グループの会社が多いのです。

明治維新の頃、三菱の祖である岩崎弥太郎氏が明治政府からこの地を与えられたのがルーツであると聞きました。ですから、三菱マンはこの丸の内というところに尋常ならぬ思い入れがあるようです。三菱を定年退職しても毎日この丸の内界隈に散歩に来たり、再就職するにしてもこの丸の内という住所にこだわると聞いたことがあります。

金子さんは考えました。三菱を定年退職された方が、個人事務所を開いて顧問業を始めたいという方が多くいます。そんな彼らが事務所をおきたい場所は「丸の内」だったら自分の丸の内の住所を使ってもらえるようなサービスを始めよう!金子さんは、自分が借りた事務所の住所を貸し出すサービスを開始します。もちろんビル側の了解を得た上でのサービスです。

名刺を、丸の内の住所で印刷し、メールアドレスもmarunouchi.netというドメインを取得しました。郵便物等はすべてここに到着します。実際のオフィスは狭いですから、オフィス内での仕事や来客の接待はできません。お客様と会うときは、向かいのパレスホテルのロビーを使っていただくことを推奨しています。その場合、15分単位で利用できるバイリンガル美人秘書を2名引き連れ、荷物を持たせてパレスホテルのロビーに向かいます。

お客様の前まで行きお客様の目の前で「もうオフィスに帰って結構です。」とそのバイリンガル美人秘書を帰します。お客様は驚いて「きっと立派な先生に違いない!」と敬服することになります。結局このサービスのおかげで、自分のオフィス代にかかるコストをカバーし、さらに利益まで出してしまいました。

購買促進コンサルタント

引き続き、金子哲雄さんのお話です。
彼の話を聞いていると驚くことばかりです。先日はこんな話を聞きました。八重洲にある有名な、「YMS」という大型精肉店があります。東京駅の八重洲側にあるお店で回りはオフィス街。一体誰が買いにくるのであろうか?でもお店は結構繁盛しています。このお客様はどこからやって来るのだろう?通常ならお店に来ているお客様にアンケートなどとるのですが、金子さんは違いました。

いったい金子さんはどういう方法で調査したのか?このお店を中心にゴミ袋の中身を調べていったのです。ゴミ袋の中に、このお店のレシートが無いかを調べていったのです。そして、その結果江東区にこのお店のレシートが多く捨てられていたのです。おそらく、江東区に住んでいる主婦たちが自転車に乗って八重洲まで買出しにやってきていることが解ってきました。これを踏まえて、江東区に折込広告を展開することが最も効果的であることを、お店に提案し大成功を収めることになります。

今回登場しました金子哲雄さんのBlogは以下の通りです。
Marunouchi Onlinehttp://www.marunouchi.net/
【金子哲雄】
1971年4月30日生まれ。流通ジャーナリスト兼、購買促進コンサルタント鉛筆からミサイルまで、あらゆるジャンルの流通過程を「五感」で追い続けるジャーナリスト兼、日本で唯一の購買促進コンサルタント。
泉田豊彦氏率いるマーケティング実践集団に所属。現利主義(現場に利益あり)を信条に「24時間密着取材」を得意とする。

元気の素 第42号

しばらくご無沙汰していました。実は、この3ヶ月間くらい内海新聞のある実験をしていました。題して「内海新聞Web化計画!」今まで数年間紙媒体でお届けしてまいりましたが、この機会にインターネット化してみようと3つのパターンでお届けしてまいりました。第一弾が、ホームページへのバックナンバー掲載、第二弾がインターネット接続できる携帯電話で見れる「携帯版内海新聞」です。この内容は、今までの内海新聞の内容とは多少違います。裏話中心です。

http://k.excite.co.jp/hp/u/utsumi_katsunori/

第三弾が、Blog版内海新聞「元気の素」です。Blogというものをご存知でしょうか?Web+logの略でBlogです。簡単に言えばインターネット上の日記です。

http://blog.livedoor.jp/usamimi3/

それぞれの方法で、読者の反応を見てまいりましたが、意外と一番人気は従来通りの紙媒体の内海新聞でした。確かに紙媒体の内海新聞は制作者側に手間がかかって大変なのですが、紙媒体は、ファイルして保存性、ポケットやかばんに入れて反復性、いつでもどこでも簡便性とそれぞれの分野に長けています。全てインターネットやパソコン化している中で従来の紙というのはまだまだ生きてゆく道がありそうです。と、いうことで、しばらくインターネットに向いていました内海新聞も以前の紙パターンとあわせてインターネット版も加えて新装再スタートいたします。

名称も今回から「内海新聞」改め「元気の素」となります。今後とも宜しくお願い致します。

ジンテック本社が移転しました

ここで、ちょっとジンテックのご案内・・・・
東京都千代田区麹町にありました株式会社ジンテックですが、今回、東京都千代田区二番町に移転しました。いままで分散されていたフロアーがワンフロアーになり、非常に使い勝手が良くなりました。セミナーや勉強会が開催できる多目的ホール、全ての部屋にはセキュリティーカードでの入室管理、様々な投資を行いました。今回の移転の目的は、来年から施行される「個人情報保護法」に向けての万全の対応が最大の理由です。会社全体が「ショールーム」となっていますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

株式会社ジンテック
102‐0084 東京都千代田区二番町11-7
住友不動産二番町ビル3階TEL.
03-5276-3301 FAX.03-5276-4430
(これは以前と変わりません)

ホットバレイ構想/職能開発継承機構

先日南足柄市で開催していた「起業塾」が終了しました。皆様、お疲れ様でした。
私は、今湯河原町に住んでいます。出身が兵庫県の阪神地区なので、海が見えて山があって温泉があって新幹線が走っていて、そんな環境を、上京した当時、地図を広げて探したら、小田原から熱海までしかありませんでした。それで、その真ん中にある湯河原に決めたのです。しかし、越して来てよかったと思っています。不便なことも多いですが、この自然が大好きです。そして、何かこの地域の方々に恩返しがしたいと考えたのが起業塾です。一昨年は小田原市の方々に対して開催しました。延べ400名以上の方々に参加いただきました。今回は南足柄市の方々に対して開催しました。4ヶ月にわたるお付き合い、有難うございました。

このような田舎に起業したいというベンチャー志願者がそんなにたくさんいるとは思えませんでした。この起業塾を企画したときに、地元の方々に伝えたことがあります。生まれて初めて一人暮らしをしてみたい、ノバに英会話を習いに行きたい、転職したい、一人で旅行に行きたい、もちろん、事業を始めたい商売を始めたいなどなど、自分自身が生まれて初めてするような時一番大切なものとは、一体何なのか?それは、アイデアでもなく、お金でもなく、利権でもない。一番大切なものは「気力」です。そして、この起業塾では、その「気力の補填」を行いたい。それは、同じ志をもった方々の中にいることが、自分自身に対して、知恵と勇気を与えてくれると信じています。それは、会社を興すということだけではなく、自分自身のチャレンジ全てに通じることだと思います。

「気力の補填」
少しでもそのような勇気付けと元気付けが出来ることを思い、起業塾がスタートしています。参加者は様々です。茶髪の女子高校生から杖をついた老人まで・・・。学生から主婦からサラリーマン、フリーター、飲食店主や現役社長・・・それは様々です。

今、私は「ホットバレイ構想」という夢があります。ホットはホットスプリングス。つまり温泉です。シリコンバレイというのがアメリカにありますが、そのような新興地域を、この西湘地域に作って見たい・・・それが私の夢です。

「職能開発継承機構」です。
日本の工業に大切な職人が、リストラで消えてゆきます。東京の大田区や大阪の東大阪市などは、下請けの中小企業が密集していますが、不況から廃業に追い込まれる企業が後を絶ちません。

このような企業には、優秀な技術職人がたくさんいらっしゃいます。金型加工の職人、鏡面磨きの職人、板金加工の職人・・・・・まだまだいます。そのような有能な職人が、事業の消滅に合わせて消えてゆきます。このような技術を途絶えさせてはいけない!なぜなら、これが日本のものづくりの基礎なのですから。まだまだ、隠居されては困るのです。そんな高齢な日本の財産である職人に箱根や小田原に来ていただき、自然の中でゆったり過ごしていただき、その代わりにご自身の得意な分野での教授となり、若い技術者に伝統技術を継承していただく仕掛けです。ご夫婦で滞在できるお家を用意し、温泉に浸かっていただき地の美味しいお魚を召し上がっていただいて、英気を養っていただきたいのです。そして、日中は、若い技術者たちに自分の技術を丁寧に継承していただく教授になっていただく。夜は、若い技術者たちと車座になって、ご自身の経験談を語っていただき、酒を酌み交わす・・・。

もちろん、滞在は1年ごとの契約でも十分です。日本の各企業が協賛し、自社の技術者を学生として派遣していただくことで、運営してゆきます。この仕掛けで、日本のお家芸である技術継承のメッカにすることです。がんばろー!

おせち料理の外注化

私の尊敬する「ガウス生活心理研究所」

http://www.gaussnet.co.jp/の油谷遵先生のお話によると、少子化とは世間で言われている一人の女性の子供を生む人数が減ったのではなく、結婚しなかったり、結婚しても生まない女性がふえたことによる若年人口の減少が原因だということです。昭和20年以降、既婚女性の80%くらいは2~3名の子供を生んでおり、なんら変化はないそうです。そして2003年に成人人口の過半数を50歳以上の方が占めたということです。

子育てが凡そおわり、義務と責任から解放され、生産から開放された人々と、子供を生まない、これもまた義務と責任から離れた人々が大勢を占める、世界で初めての国家が誕生しました。このシニアの両親の住居の近くに子供たちの世帯が存在し、連結会計世帯のコロニーが点在しているのが、今の日本の現状らしいのです。ところで、こんな話を聞きました。おせち料理だけは、全部自宅で手作りをしてゆくべき・・・という主婦の方が、お茶はペットボトルを購入し、夕食はたまにデパ地下で惣菜を購入したりするようになった自分に気付き、いずれ、自分が頑なに守ってきた、「おせち料理お手製至上主義」が、いつか音をたてて崩れ落ちるのではないか・・・という恐怖心にかられている・・・と。

しかし、考えてみたら、料理はたくさん一度につくった方が美味しいはずですし、かつては家族もたくさんいたのに、今は夫婦二人っきりで、たくさん料理があっても余ってします。それならいっそのこと、少しずつ、出来合いのものを購入したほうが経済的だし、美味しいものが手に入る・・・これが現状なのでしょう。これも、一家庭の人数が小粒になって点在しているからなのかも知れません。しかし、少子化高齢化は決して、ネガティブなことではなく、今までにないまったく新しい産業が生まれて発展してゆくような予感がします。その先頭を走っているのが、この日本なのです。

内海新聞 41号

東京赤坂に、私にワインを教えて下さったソムリエの児玉さんという方がいらっしゃいます。お店に行くと、毎回お奨めワインが出てきます。でも素人の私には、何をどう選んだらよいのかさっぱり判りません。飲んでみれば、ある程度、美味しいかどうか判りますが、ボトルを見ただけでは判りません。そんな時こだまさんが、良い方法を教えていただきました。良質ワインの収穫できた年号だけ覚えておけば大体間違いないそうです。

ボルドーは1982年、ブルゴーニュは1990年、ナパは1997年、オーストラリアは1998年だそうです。この年にできたワインは、大体間違いないそうです。ちょっと知ったかぶりができそうです。

ドッグランデビュー

先日、友人の個展を見学に行きました。神奈川県の秦野に木村植物園というところがあります。結構、山の奥にあって、車でしか無理なところです。このなかにカフェがあります。このカフェは、犬同伴でもOKのお店です。お店はトレーラーを改造したもので、なかなかおしゃれなお店です。メニューにもドッグメニューがあります。そこらにあるドッグフードではありません。黙って出されたら、絶対に犬用とは思えません。私は、犬用のメニューが気に入ってしまい、結構美味しく頂きました。お店の横には、「ドッグラン」が併設されています。「ドッグラン」とは、囲いのある犬用の運動場で、ここに犬を放して思いっきり走らせたり、他の犬との社交を楽しませます。最近、近所でも「ドックラン」併設のお店やペンションが増えています。

ただ、このカフェの面白いところは、定期的に「犬種ミーティング」をやっている事です。毎月、日程を決めて、その日は「同じ犬種」だけが集まるのです。今日は、「アイリッシュ・コーギー」の日だったり、ある日は「ラブラドールリトリバー」の日だったりです。そこに、その指定の犬種を連れた(連れられた?)飼い主が集まります。ちなみに、こんな感じです。

1/ 4(日) チワワちゃん 集まれ
1/10(土) ボーダーコリーちゃん 集まれ
1/11(日)ビーグルちゃん 集まれ
1/17(土) ヨーキーちゃん 集まれ
1/18(日) Tプードルちゃん 集まれ
1/24(土) シャルティーちゃん 集まれ
1/25(日) シュナウザーちゃん 集まれ
1/31(土) シーズーちゃん 集まれ
2/ 1(日) ポメラニアンちゃん 集まれ
2/ 7(土) パグちゃん 集まれ
2/ 8(土) MIXちゃん 集まれ・・・。

集まった犬たちは、いっちょうらいのお洋服を着たり、念入りにブラッシングされたり、それはもう大変な披露宴です。人間の世界では、赤ちゃんができて数ヶ月経つと、ベビーカーに乗せて近くの公園に行って先輩ママ達に自己紹介することを「公園デビュー」というのだそうですが、大変気を遣う大変なイベントと聞きました。さて、この「ドッグラン」でも新人飼い主と犬たちの「ドッグランデビュー」というのがあるような気がします。これも最も緊張する瞬間だと思います。このカフェでの飼い主達の会話は、犬たちの教育問題、恋愛問題、健康問題が話題の中心のようです。まったく人間と変わりません。黙って、目を閉じて聞いていると、まるで自分の子供のことを話題に話しているかのようです。

さて・・・ここからが私が驚いて嬉しくなったニュースです。このカフェは、平塚にあるフレンチのお店の姉妹店です。ここは、大変美味しいという事で有名なお店です。ところが、満員でなかなか入れません。貸し切りパーティーが多いのです。そして、驚くことは「犬同伴の飼い主達のパーティー」が多いのです。別に、このお店が主体で開催しているのではないのですが、飼い主達が犬同伴OKのフレンチということで、カフェから流れてきて、貸し切りパーティーが増えるようです。しかも、犬種別にパーティーが行われるので、次から次から予約が詰まっていきます。確かに、プードルを飼っているお家はプードルに非常に感心が高いので、そういうパーティーがあって、気心の知れた人たちが集まるとなれば、すぐに集客が可能だと思いました。

飼い主の、目下の問題はお嫁さん探しやお婿さん探しですので、そういうところでお見合いもかねてのパーティーはぴったりなのです。飼い主の素性も重要ですから、それも含めての確かめのパーティーです。まさに犬の合コンです。50歳以上の子供の教育を終え、世間の義務や責任から、ようやく解放された、金銭的に余裕のあるシニアが、今度は犬というペットに走ってゆく。でも、こういうコミュニケーションもいいかな・・とも思います。近所で、犬の散歩をしていると、全て犬の名前が会話の中心になって、「ジャッキーちゃんのママ」とか、「ももちゃんのパパ」とで飼い主を呼び合い、またそれがしっかり通じてしまうところが愉快です。後で「ジャッキーのママの本当のお名前はなんだっけ?」という事もよくあります。

ケータイ電波浸透率と店舗繁盛の法則

日本の携帯電話の普及は、猛烈なスピードで加速してきました、いつの間にか世界有数のケータイ電話国家になってしまいました。もう一人一台から二台持っているといってもいいでしょう。海外に行っても、ケータイ電話はそのお国事情が現わしています。アメリカは、ケータイ電話は、かなり普及しているのに、街角で利用している人を見かけることは、ほとんどありません。

これは自動車電話が主体なので、持って歩くということは少ないと聞きました。一方、韓国や北京などは、街中にケータイ電話ショップがあって、ほとんどの人が、持って歩いています。日本のケータイ電話とアメリカや中国などのケータイ電話は、通話料の設定で大きな違いがあります。これはほとんどの日本人がご存知ないと思います。日本の常識では、電話というものは、電話をかけた方が、その電話代金を支払う仕掛けになっています。日本ではこれは常識なのですが、世界からみたら、非常識です。海外では、電話に出たほうがその電話代金を支払います。だから間違い電話などは大変迷惑なことです。全額着信側が支払うのではなく、発信側もいくらかの負担はあるのですが、大半は着信側、つまり電話にでた方が支払うことになります。ですから、相手をしっかり確かめてから電話に出るということになります。

アメリカ人はケータイ電話は持っているのに、さらに別にページャー、つまりポケットベルを持っている人が多いのに気付かれた方もいると思います。これは、まずポケットベルに電話をしてもらって、その内容を見て、改めてケータイ電話から電話をかけ直すということをしています。この方が電話代金が安くなるからです。発信者番号の通知があれば、ポケットベルなどいらない・・・と考えられるかもしれませんが、旧式の、そんな機能のないケータイ電話を使っている人が多いので、こんな面倒くさいことになってしまいます。

さて、一方、日本のケータイ電話の話ですが、ある人に言わせると、最近の若者は待ち合わせが下手になったといいます。待ち合わせ場所は適当に決めて、あとはケータイ電話で連絡を取り合おうという人たちが多いのです。ケータイ電話がなければ、待ち合わせすら出来ない、また友人の連絡先の電話番号もメモリーに記憶させているので、紛失すると、もう何も出来ない事になります。たとえば、お店で待ち合わせをする場合、必ず遅れてきたり、道に迷ったりする人がいます。こういう時は、ケータイ電話だけが頼りです。でも、そのお店がケータイ電話の電波が届かなかったら、外に出て行って電話したりメールしたりと大変面倒です。お店の繁盛は、ケータイ電話がつながるかどうか・・・?がとても重要なファクターになりつつます。

以前、あるお店の前でOL風の人たちが、「ここはやめておこうよ。ケータイつながらないよ。遅刻してきた人と連絡とれなくなるかも知れないからね。」こんな会話をしている人たちがいたのを覚えています。よく、お店の前に「エビスビールあります!」というビール会社のポスターを見かけますが、「ケータイ、つながります!」というポスターが店頭に貼られてゆくことで、来店率をアップさせることが可能かもしれません。一方、電波が通りやすくする方法ですが、電波の浸透率を上げる屋内アンテナが市販されていますので、簡単に店内の環境整備は可能です。これらケータイ浸透率を上げる「屋内アンテナ」の普及は店舗内のケータイ電話の疎通率をアップさせ、それが来店促進につながってゆく。これは「ケータイ電波浸透率と商売繁盛の法則」となるかもしれません。あとは、携帯電話の利用者側のマナーの問題となります。

携帯版内海新聞がスタートします

2ヶ月ほど内海新聞を休んでいました。発送データから削除されたのではないかと心配されている方もいるかも知れませんがご安心下さい。休んでいた理由は「携帯版 内海新聞」の開発をしていたためです。携帯電話でも読めるようになりました。「いつでも、どこでも、なんどでも」が今回の開発のテーマです。下のURLにアクセスすることで見られます。

http://k.excite.co.jp/hp/u/utsumi_katsunori

インターネットに接続できる携帯電話から直接入力いただいても結構ですが、できればパソコンから上のURLをご自身の携帯電話にメールで送って、アクセスいただくと正確です。内海新聞の記事をリメイクして再登場です。電車を待つ時間や、休み時間など、急に出来た空き時間に是非訪れて見てください。何かのヒントになれば幸いです。インターネットならではの色々な趣向を凝らしています。ひとつひとつのコラムは、次の駅までのひと駅分の長さ、つまり約3分で読めるようになっています。またご意見ご要望をお寄せ下さいませ。

内海新聞 40号

寒中お見舞い申し上げます。年末年始はいかがでしたでしょうか?私はある方に「算命学陰陽五行説」を学びました。この法則は4000年以上も昔の古代中国で生まれ、現代においても引き継がれています。すべては憲法発布の年に始まり、10年おきに時代の流れが変わり50年で一周します。

最初の10年は混乱の年、次の10年が教育の時代、その次が経済台頭の時代、そして大衆の時代、最後が権力集中の時代です。ちょうど50年で振り出しに戻ります。日本の憲法発布が昭和22年。その50年後が1997年。現在は2004年で、二回目の混乱の時代の10年間のど真ん中にあります。前回は戦後の混乱期。今までの常識が通じないベンチャーの時代でソニーなどが生まれました。今も同じ時代にあります。さて今回は?そして次の教育の時代とは?

ヤドカリマーケティング

子供の頃、時々、潮干狩りに行きました。一番のターゲットは「まてがい」でした。「まてがい」という貝をご存知でしょうか?海岸の砂浜で潮が引いた後に、直径1センチ位の穴が無数に開いています。これが「まてがい」の巣穴です。ここに食塩を振りかけると、穴の中から長細い「まてがい」が飛び出してきます。それを捕まえるのが楽しみでした。

もうひとつ興味深いものがヤドカリです。ヤドカリは貝殻を背負っていますが貝類ではありません。十脚甲殻類というエビカニの仲間です。成長して体が大きくなるに従って貝殻を取り替えてゆきます。このヤドカリの習性と人間の習性は良く似ていることに気付きました。以前に「容積満杯の法則」を掲載しました。「人は、住む容積に合わせて、家具や荷物を増やしてゆく」というものです。引っ越して最初はとても広い部屋でも、1年後にはもう家具や荷物でいっぱいになっています。国内の消費活動をあげるには、大きい部屋に住むほど税金や助成などのメリットがあるような政策をとるのが面白いという話でした。

このヤドカリを見ていて気付いた話です。ヤドカリも引越し直後は大変大きな貝殻を背負って、のそのそ歩いていますが、やがて体が成長して丁度よくなります。さらに、もうひとつ気付いたことがあります。ヤドカリの背負っている貝殻にヒントがありました。今まで背負っていた貝殻が窮屈になると、それを脱ぎ捨てて、もっと大きな貝殻を探しだして引越ししてしまいます。ヤドカリは新しい貝殻を背負ってどこかに行ってしまいます。

もしも、このヤドカリが企業の大切な顧客だとしたら、悠長に構えてはいられません。引越ししてゆく顧客を追いかける施策が必要になります。毎年1000万人程の人々が引越をします。見知らぬ土地に行くのですから、不慣れなこともあり、さまざまな情報を素直に欲しがる貴重なビジネスチャンスでもあります。これが「転居者マーケティング」です。

ところが、一方、このヤドカリが脱ぎ捨てて行った中古の貝殻を観察し続けましょう。必ず、別のヤドカリがやってきて、この貝殻に住み着きます。貝殻はリサイクルされるのです。これをマーケティング的に考えた場合、引越して行った後の住宅には、また次の人が引越してきます。おそらく引越し直後には、荷物は少なくスペースに余裕があり、その後、荷物が増えて満杯になることが予想されます。引越して行った人を追いかけることは、とても重要ですが、引越して行ったあとの、空き住居に越してくる次の人を待って、サービスを提供するということも、とても重要なビジネスチャンスといえます。つまり、「引越し」とは、一箇所で転出してゆく人と、入居してくる人の2回のビジネスチャンスがあるという話で、私はこれに「ヤドカリマーケティング」と名付けました。

少し話の視点を変えて見ましょう。これが会社の事務所でも同じことが言えると思います。会社が引越して出て行った後の、空家のオフィスには、やがて次の会社が入居してきます。私も経験がありますが、引越し直後は、スペースが余っていて大丈夫かなと思うことがありますが、ものの半年も経つともう、荷物や人が増えて窮屈になってきます。でも部屋のスペース以上に膨らむことはありませんが・・・。

この入居直後の企業には新しい契約が沢山発生する可能性があります。宅配便業者や、マットのレンタル会社、人材派遣に文房具屋さん。コピー会社やトナーのリサイクル会社さん。さらには、求人広告代理店などなど・・・。つまり総務周りの新規受注のビジネスチャンスが盛りだくさんということです。今の顧客の中で引越して出て行った会社の空き事務所の住所こそ、とても可能性のある新規受注のデータベースということになります。ただし、いつ、どの会社が越してくるのかは判らないので少々の工夫は必要かもしれませんが。ここがノウハウといえます。

指紋でポイントカード

昨年の11月28日付けの日本経済新聞の朝刊の「企業1面」に「個客の購買分析連携」という記事がありました。そこには、イトーヨーカ堂がレジで支払いをすると、関連する一緒に良く売れる商品のクーポンが打ち出される仕組みの記事です。仕掛けたのはカタリナマーケティングジャパン。その名も「レジクーポン」。

大半の客は商品を見てから購入するので、その場でクーポン券を渡せば、すぐに商品を確認して購入する確率が増えるという理屈らしいです。顧客を分析して的確なマーケティングを行うのは理想ですが、この顧客データベースが曲者です。維持メンテナンスやシステムに莫大な費用がかかります。

内海新聞の25号の「コインスターという両替機とシステム化という考え方」の中に、アメリカにあるレジクーポンの話を掲載しました。日本のレジクーポンの発想の原点はどういうものか判りませんが、アメリカにあるレジクーポンは明確なコンセプトがあります。

顧客属性のデーターベースを保有することは、莫大なコストがかかるという事に気付いて、データベースはなるべく持たないという方向になって生まれた手法です。どこの誰が歳はいくつで、カードを何枚持っていて、趣味は何で前回は何を購入して・・・とどんどん膨張してゆくデータベースの経費が利益を超えたことが原因です。

いっそのこと、そんな情報は一切捨てて、ある商品が売れる時は、必ずこれも売れるという、商品の販売相関関係のデータベースだけ作り上げ、POSレジで読み取る毎に、一緒に売れる商品のクーポンが印刷されるようにしました。ここは、先ほどの「大半の客は商品を見てから購入する」に当てはまりますので、すぐに確認に行って購入する確率も高くなるでしょう。

ところで、私はいろいろなポイントカードを持っていますが、兎に角その枚数の多さにうんざりしています。もう財布が壊れそうです。ポイントカードを作るとき、氏名・住所・年齢・電話番号・・・等々記入し、しかも、各店舗で共有していないので全部別々に発行されています。私は、先ほどのアメリカのレジクーポンと同様に、どこの誰という情報が無くても良いのでは・・・と思ったりもしています。あのプラスチックのカードを10枚も20枚も持つよりも、これを指紋認証と組み合わせれば、大変便利だと思います。つまり、自分の指がポイントカードになるという発想です。

初回に自分の指紋を登録しておきます。この指紋自体がIDとなります。この指紋データの後ろに、様々な購買履歴が蓄積されるようにすれば、指紋は世界でたった一つのオリジナリティーですから、世界でたった一つのIDです。利用者はカードを持ち歩く必要も無くなります。指紋認証の機械は、もうライターくらいの大きさですし、価格も一万円程度で市販されています。パソコンにUSBケーブルで繋げば利用できるようになります。この指紋情報に個人属性データベースを合体させて使うことも良いかも知れませんが、名前や住所など本人を特定する情報は一切扱わず、指紋と購買履歴の情報の蓄積だけでも十分です。レジで指紋認識の装置に指を当てると、蓄積ポイントや購買履歴がすぐ現れます。むしろこの方が、簡単ですし経費がかかりません。

長崎の料亭「花月」に行って来ました

修学旅行以来という、長崎に行って来ました。ある勉強会に参加する為に訪問しました。長崎空港は海のど真ん中にあり、まさに海に降りてゆく感じです。長崎市内に入る道路からの景色は、ちょっと奇妙でした。目の前に海が広がり、そのすぐ向うに山がそびえます。なんだか、海が大きな川や運河のような錯覚に陥ります。

ここは、坂本龍馬や勝海舟ゆかりの街です。私の故郷には神戸がありますが、ここもかつては軍港であり、幕末の海軍操練所は、やはり、坂本龍馬と勝海舟ゆかりの街なので、なにか不思議な親近感を覚えました。私は、そのまま市内の丸山というところにある「花月」という料亭に行きました。

写真上は、「竜の間」という部屋にある床柱です。両側の白いものが、坂本龍馬が斬りつけたという刀傷です。当時の血気が、伝わってきそうです。しっぽく料理というのが有名ですが、これには3つの作法があるのです。最初にして最大の儀式、「おかっつぁまからの御鰭をどうぞ」の言葉を聞いてから宴席を始めることです。

鯛のおひれが入った吸い物を、御鰭といいますが、これは一尾にひとつしかないおひれを出すことで、頭から尾鰭まで、まるごと一尾の鯛でもてなすという心意気をあらわしています。御鰭をいただくまでは、乾杯も、私語も厳禁、上着をきた正装のままで正座で待つのがしきたりです。乾杯や、来賓、主催者からの挨拶は、御鰭をいただいてからになります。あとは全て直箸でいただき、取り皿は二枚だけ。一枚は醤油をつけるもの用、もう一枚は、何もつけないで頂く時のものです。何も知らない私は、お行儀の悪い食べ方をして、女将さんに注意されてしまいました。(苦笑)